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後藤みな子さんの長篇小説(連作)『樹滴』(深夜叢書社、2012.7)が出た。
完結後、ちょっと難産だったようだが、無事に刊行ができて安心した。四六判、ハードカバー、286頁、本体2,000円。ISBN978-4-88032-401-2
「あとがき」には、「父が死に母が死に、そして、浦上の原爆で被爆した人達も、その人達に関わった人々も次々に亡くなった。/『樹滴』は、浦上で黙って死んでいった人々の魂に少しでも寄り添うことができればと思いながら書いた」と。
「すとろんぼり」連載時、そして3年前にも一度通して読んだが、美しい装釘の本で読むと、また違った印象を抱くだろう。
ぜひ、新刊書店で手に取ってください。ご購入を。
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