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ここで2つの図形に関する性質を,5つほど箇条書きで示そうと思います.題名である√2:2:1+√5に近い図形を図A,遠い図形を図Bとします.
・図Aおよび図Bの短辺と長辺の比は√2:1+√5(白銀比×黄金比)
・図Aで最大の黄金長方形と2番目に大きい黄金長方形との短辺および長辺の比は1:1+√2(第2貴金属比)
・2番目に大きい黄金長方形と3番目に大きい黄金長方形との短辺および長辺の比は1:√2(白銀比)
・図Bで最大の白銀長方形の短辺と2番目に大きい白銀長方形の長辺の比は2:1+√5(黄金比)
・最大の白銀長方形と2番目に大きい白銀長方形との短辺および長辺の比は√2:1+√5(白銀比×黄金比)
ところで第2貴金属比である1:1+√2も白銀比と呼ばれますが,私としては1:√2を白銀比と呼ぶにふさわしいと考えるので,1:1+√2については別称である第2貴金属比を使っています.ちなみに黄金比の別称が第1貴金属比です.また図Aでは黄金長方形によって対称の美が生まれ,図Bでは白銀長方形によってらせんの美が形づくられている点も面白いと思います.
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